【編集部注・2026年3月更新】2007年のMacworld Expoにおける、スティーブ・ジョブズによるiPhone発表プレゼンテーションの書き起こしです。プレゼンテーションの教科書として今も語り継がれる名プレゼンです。
今回はこの動画の部分のみ書き起こしたので、全てではありませんが、
十分にジョブズのプレゼンの上手さ・観客の惹きつけられ具合が分かるかと思います。
ジョブズがプレゼンが上手かったということは知っているけれども、実際に見たことはない
という方も中にはいらっしゃるのではないかと思い、少しだけでも書き起こしてみました。
なにかきっかけになれば。
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2年半この日を待ち続けていた。
数年に一度、全てを変えてしまう新製品が現れる。
それを一度でも成し遂げることができれば幸運だが、アップルは幾度かの機会に恵まれた。
1984年マックを発表。PC業界全体を変えてしまった。
2001初代iPod。音楽の聴き方だけでなく、音楽業界全体を変えた。
本日、革命的な新製品を3つ発表します。
1つめ。ワイド画面、タッチ操作のiPod。
2つめ。革命的携帯電話。
3つめ。画期的ネット通信機器。
3つです。タッチ操作iPod、革命的携帯電話、画期的ネット通信機器。
iPod、電話、画期的ネット通信機器。iPod、電話、お分かりですね?
独立した3つの機器ではなく、1つなのです。
名前は、iPhone。
アップルが電話を再発明します。
これです。
(会場から笑い)
冗談。一応ここに実物があるけど。
さて、まずはスマートフォンとは何かについて話しましょう。
一般的には電話とメールとネット、そしてキーボード。
しかしこれらはあまりスマートではない。そして使いにくい。
縦が「賢さ軸」横が「使いやすさ軸」とすると、普通のケータイはここ。
賢くないし、使いにくい。
スマートフォンは賢いが、より使いにくい。基本操作を覚えるだけでも大変だ。
我々はそんなのはやりたくない。
我々が望んでいるのは、どんなケータイより賢く、超カンタンに使えるもの。
これが、iPhone。
電話を再発明します。
はじめに、革命的ユーザーインターフェース。長年の研究と開発の成果であり、ハードとソフトの相互作用。
なぜ革命が必要か。
ここに4種類のスマートフォンがあります。これらが抱える問題は、下半分にあります。
まさにここ。
プラスチックで固定されたキーボードが付いていて、どのアプリでもそれを使う。アプリによって最適なボタン配置は異なるのに、すでに出荷された製品に新しいボタンは追加できない。
さて、どうする?
これではだめだ。ボタンは変更できないから。より良いアイデアが浮かんでも変えることができない。どう解決する?
我々は解決しました。20年前にマックが解決していた、「ビットマップ画面にすべてのインターフェースを表示」、「ポインティングデバイスとしてマウス」これをモバイル機器に当てはめるなら、ボタンをすべて取っ払い、巨大な画面だけにする。巨大な画面。
どう操作する?マウスは無理だ。
スタイラス(タッチペン)か?
ボツだ。(会場から笑い)
誰がスタイラスを望む?すぐなくしそうだ。
スタイラスはやめておこう。
皆が生まれながらに持つ世界最高のデバイス、指だ。
新技術を開発しました。名はマルチタッチ。魔法のように機能する。
スタイラスいらず。極めて高い精度。ミスタッチには反応しない。
複数の指を感知。特許も取得済み!(会場から笑い)
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動画はここまで。


