この記事について:書き起こし.com編集部が、会議・取材・録音現場の「一時メモ」という観点から、自分にメールするタイプのメモアプリの選択肢を整理したものです。記事末尾で紹介しているシンプルメモは、当サイトのスポンサードプロダクトです。
「書いて、自分にメールするだけ」――そのシンプルさで愛用者がいたメモアプリ Captio。しかし近年、以前のようには使えないという声を耳にするようになり、同じ使い勝手のアプリを探している人がいます。
この記事では、Captioに近い「自分宛てメール型メモ」の代替方法を、書き起こし.comの編集部視点で整理します。会議メモ・取材メモ・文字起こし前後の一時保存という、私たちが日々の編集作業で必要としている観点も含めて見ていきます。
結論を先に書いておくと、機能数を比べる話ではなく、「起動して、書いて、送るまでの摩擦をどれだけ削れるか」が選定軸になります。Captioに近い使い方を探している方は、記事末尾で紹介する選択肢の一つにシンプルメモ公式サイトがあります。
Captioが便利だった理由
Captioを使ったことがない人にも分かるように、まずは「何が良かったのか」を整理します。これが分かると、代替手段に必要な要件が見えてきます。
- メモを整理しなくていい。フォルダ分けもタグ付けも不要で、書いたら送るだけ。
- 自分の受信箱に届く。普段使っているメーラーが、そのまま「あとで処理する場所」になる。
- あとでメールとして処理できる。返信・転送・スター・アーカイブ・検索といった、メールの作法をそのまま使える。
- ToDo化・転送・検索が早い。Gmailラベルや検索演算子と相性が良い。
- 高機能メモアプリより圧倒的に軽い。起動して即書ける。
- 会議中・移動中に向いている。離席タイミングや電車内でも、思いついた瞬間に投げ込める。
つまりCaptioの価値は「高機能であること」ではなく「自分にメールするだけ」という思い切った割り切りにあった、というのが私たちの理解です。
Captio終了後に困るポイント
同じ用途を別のツールで再現しようとすると、意外と詰まります。実際に書き起こし.comの編集メンバーで試してみたところ、それぞれ次のような壁がありました。
- Apple純正メモは、起動・記入は速いものの、保存先がフォルダごとに分散しがち。あとから処理する場所が一つにまとまらない。
- NotionやObsidianは知識管理には強いが、起動・同期・ページ遷移が「思いついた瞬間に書く」用途には重い。
- Gmailの下書きは近いことができるが、毎回「新規メール → 宛先入力 → 件名入力」の手順がついて回り、メモ専用の動線にはならない。
- iOSショートカットで擬似的に組めるものの、宛先・件名・署名・送信処理を自分で組み立てる必要があり、設定の手間がそれなりにかかる。
- 音声入力やボイスメモだけで運用すると、後から処理する場所がカメラロールやファイルアプリに散らばり、文字起こし前の「目印」として使いにくい。
代替方法の比較
「自分にメールするメモ」の代替として候補に上がる6つを、用途別に比較しました。◎が最も向いている、△が向いていない、を表します。スマホでは表を横にスワイプできます。
| 方法 | 起動 | 自分にメール | 設定の簡単さ | 会議メモ | 文字起こし前 |
|---|---|---|---|---|---|
| Apple純正メモ | ◎ | △ | ◎ | ○ | ○ |
| Gmail下書き | △ | ○ | ○ | △ | △ |
| iOSショートカット | ○ | ◎ | △ | ○ | ○ |
| Drafts | ◎ | ○ | △ | ◎ | ◎ |
| Notion / Obsidian | △ | △ | △ | ○ | ○ |
| シンプルメモ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
高機能なノート管理をしたい場合は、NotionやObsidian、Draftsも有力です。一方で、Captioのように「書いて、自分にメールするだけ」の軽さを求めるなら、シンプルメモのような専用アプリの方が合う場合があります。App Storeでシンプルメモを見ると、操作の流れが分かります。
文字起こし・会議メモ用途では「一時メモ」が重要
書き起こし.comでは2011年から講演・取材・インタビューの書き起こしを続けていますが、現場で痛感するのは「録音や文字起こしとは別軸で、その瞬間に残したい一言が必ずある」ということです。
たとえばこういう内容は、長文ノートに書くより、自分の受信箱に投げ込んでおくほうが扱いやすい。
- 「A社の見積もり、金曜までに確認」
- 「録音12:40あたりで重要発言、議事録のリードに使う」
- 「佐藤さんに議事録ドラフト共有」
- 「次回MTGで料金表を確認」
- 「あの単語、あとで辞書に追加する」
会議の録音そのものは別のツール(ボイスメモやAI議事録ツール)で取りつつ、こうした一言は受信箱に集約しておく、という二段構えが有効です。録音→文字起こし→議事録化、という流れの「フック」として機能する一時メモが、自分宛てメール型メモの本来の使い所だと、私たちは考えています。
関連して、議事録化の手順そのものについては議事録の書き方ガイドで、AI文字起こしツールの選び方は文字起こしツール比較で詳しく扱っています。一時メモ → 議事録化 → 公開、という編集現場のワークフローと合わせて読むと位置づけが明確になります。
シンプルメモでできること
Captioに近い体験を再現する選択肢として、当サイトのスポンサードである シンプルメモ を簡単に紹介します。広告ではありますが、機能の説明は事実ベースで、向き不向きの判断ができるように書きます。
- iPhoneで起動 → 文字を書く → 送信ボタンを押すと、事前に設定した自分のメールアドレスに送られる。
- 宛先・件名・署名は事前に固定できるため、毎回の入力が不要。
- 送信履歴は端末内に残り、あとから検索可能。
- フォルダ分けやタグ付けの概念がなく、複雑なノート管理が不要。
- Captioのような「書いて送るだけ」の体験を、iOS向けにシンプルに再現したアプリ(Captioの公式後継ではなく、別開発のアプリ)。
Captioに近い使い方をしたい場合は、シンプルメモも選択肢になります。シンプルメモ公式サイトでコンセプトを確認できます。
こんな人には向いている
- Captioの代替を探している
- メモをフォルダ管理・タグ管理したくない
- 自分の受信箱をToDo管理に使っている
- 会議中や移動中に短いメモをすぐ残したい
- 音声メモや文字起こしの前に、要点だけ先にテキストで残したい
- NotionやObsidianほど高機能なツールは不要だと感じている
逆に向いていない人
公平に書いておくと、次のような用途には自分宛てメール型メモは向きません。別の道具を選んだほうが快適です。
- 長文ノートを体系的に管理したい → Notion / Obsidian / Apple純正メモ
- Markdownで知識管理したい → Obsidian / Bear / Drafts
- チーム共有前提で使いたい → Notion / Google Keep / Slack下書き
- 画像・PDF・録音をまとめて管理したい → Apple純正メモ / OneNote
- プロジェクト管理までしたい → Notion / Things / TickTick
これらの用途であれば、自分にメールする運用は逆に手数が増えます。
よくある質問
Captioはもう使えないのですか?
Captioは以前のようなクラウド同期・メール送信サービスとしては従来通りに利用できないという報告があり、同じ体験を求める人は代替手段を探す必要があります。最新の状況はCaptio公式サイトを確認してください。
Captioの代替には何が必要ですか?
「すぐ書ける」「自分にメールできる」「あとで受信箱で処理できる」の3つが揃っていることが重要です。機能数の多さよりも、起動から送信までの動線の短さで選ぶのが向いています。
Apple純正メモではだめですか?
長文メモや整理用途には十分使えますが、「メールの受信箱で処理したい短いメモ」用途には保存先が分散しやすく、向かない場合があります。
自分にメールするメモは何が便利ですか?
メールの受信箱をそのままToDoリストとして使えるため、あとで返信・転送・検索・アーカイブしやすくなります。複数の媒体(チャット、議事録、共有資料)への展開もメールから始められます。
会議メモや文字起こし用途にも使えますか?
録音や文字起こしそのものではなく、「あとで文字起こしを見るときの目印」や「会議中の短い宿題メモ」として向いています。録音とは別レイヤーの一時メモとして併用するのがおすすめです。
シンプルメモはCaptioと同じアプリですか?
同じアプリではありません。Captioの公式後継でもありません。Captioに近い「書いて自分にメールする」という体験を、iPhone向けに別開発で再現したアプリです。
まとめ
- Captioの価値は「高機能」ではなく「自分にメールするだけ」の軽さだった。
- 代替を探すなら、機能数より起動から送信までの速さを見るべき。
- 会議メモ・取材メモ・文字起こし前の一時メモにも、自分宛てメール型は相性がいい。
- 長文ノートや知識管理が主用途なら、Notion / Obsidian / Apple純正メモのほうが向いている。
- Captioに近い使い方をしたいなら、シンプルメモは候補になる。