IT文字起こし: 書き起こし.com(編集部)

あなたの「文体」は、80万字で再現できる——Manusが暴いた個人の正体

300本・80万文字のポッドキャスト書き起こしをManusに渡したら、自らPythonを書いてデータを読み込み、30分・無料で「文体の解剖レポート」を生成した。話題分布52.4%、定番フォーマット30個まで——個人の再現がどこまで来たかの実録です。

自分の「文体」って、データで再現できるんでしょうか。

結論から言うと、できました。しかも、ほぼ無料で、30分で。

毎朝毎夕に録っているポッドキャスト。その音声と書き起こしが、気づけば300本以上、80万文字たまっていたんですよね。これを丸ごとAIに渡したら、何が起きるのか。試してみた話です。

まず、ChatGPTには「断られた」

最初は素直に、データをまとめたURLをChatGPTに渡してみました。が、いまのChatGPTはそのURLの中身を直接参照するのが難しい、と。あっさり止まりました。

そこで、同じプロンプトをManus——最近メタ(Facebook)に買収されたAIの統合ツール——に投げてみたんですよね。ここからの動きが、ちょっと驚きでした。

AIが「自分で道具を作って」読みにきた

Manusも、URLを直接読むのは難しいと判断したようです。ところが、そこで諦めなかった。

その場でPythonのコードを書きはじめたんですよね。一つひとつのデータにアクセスできるようプログラムを開発し、それを統合して、徹底的に特徴点を洗い出すレポートを作りはじめた。所要時間は20〜30分。しかも無料のクレジット分で完走してしまった。

ここがポイントなんですが——「読めません」で終わらず、「読むための道具を自作する」。これが半年前には、まだできなかったことなんです。

80万字から出てきた「私の解剖図」

仕上がったのは、数万文字のレポートでした。中身を一部紹介します。

  • 話題の分布:AIの話が52.4%、ブロックチェーンが約20%——小数点1桁までの概算で出してくる。
  • 定番フォーマット:話の入り方や決まり文句といった「型」を30個、書き出してくる。
  • 根底の思想:「実際に体験したファクトベースでしか語らない実践主義」「テクノロジーは人の幸せにつながってこそ、というポジティブな視点」——価値観のレベルまで言語化されていた。

完璧なパーソナルブランドのエッセンスとしては、まだ足りない部分もあります。でも、まっさらな状態からここまでの「特徴点」を引き出せたデータが手に入る。これをGemやGPTsにそのまま差し込めば、いつでも自分の文体でXの投稿やブログ記事を生成させられる。

「便利すぎ」の、その先

正直、ため息が出ました。作り出す過程が難しくて時間がかかっていたものが、一気に仕上がってくる。半年前は全然できなかったのに、です。

便利すぎる、というのは、たぶん入り口の感想です。「自分の蓄積」をAIに渡せる人ほど、これからの差が開いていく。

あなたには、AIに食わせられる「自分の蓄積」が、どれくらいありますか?

今日はここまでここまで、バイバイバーイのバイ!

書き起こし.com編集部

2011年から講演・インタビュー・スピーチの書き起こし記事を制作・編集しています。ビジネス、政治、社会、IT、エンターテイメントなど幅広いジャンルのトークを正確に文字に起こし、知識として共有しています。

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